卸軸のヴゼット、モリリンと資本提携

2016/01/26 06:00 更新


 セレクトショップや百貨店への卸売りが中心のレディスメーカー、ヴゼット(東京、鈴木忠之社長)は20日、モリリンと資本提携した。モリリンが50%出資し、取締役ニットマテリアルグループ統括部長の土屋英樹氏がヴゼットの取締役に就いた。ヴセット社長は引き続き鈴木氏。

 ヴゼットはブランド「ヴゼット」を始めて20年になり、卸し先は約50件。有力セレクトショップや百貨店でも販売されている。今回の資本提携で、小売り事業も視野に入れた次のステップに踏み出す。

 これまでは「できることをする、で進めてきたが、これからはしたいことをするために動く」と鈴木社長。ファッション消費が大きく変化する中、卸して終わりの運営には限界がある。企画から店頭表現、接客までを結びつけたブランディングで、ブランドの可能性を広げたいとする。モリリンとの提携で、素材調達、生産背景、財務やシステム管理、人材の確保や育成の仕組みを作り、これまでしていなかった営業活動にも取り組む。卸でのブランド認知も改めて広げていく。

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「ヴゼット」は卸のほか東京・南青山に直営店がある

続きは繊研新聞で



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