スイムウェアとランジェリーの国際展示会、ユニーク・バイ・モード・シティーがパリ・ポルト・ド・ベルサイユ国際見本市会場で7~9日に開催され、ワコールヨーロッパが主力ブランド「ワコール」19年春夏コレクションを発表した。
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1月に開かれたパリ国際ランジェリー展でアジアのブランドとして初めて「デザイナーズ・オブ・ザ・イヤー2018」に輝いた、ランジェリーデザインディレクター若代祥世による受賞後初の新作を見せた。自然を色とレースで表現したエレガントでファッション性の高いラインと、機能性と快適さを進化させたボトムシェイプウェアが特に注目された。
「レースエッセンシャル」は、花のモチーフがレリーフのように重なり合うギピュールスタイルのレースを使い、クラシックに現代性を取り入れたワコールらしいランジェリー。ストレッチ性のあるコットンが肌に優しく滑らかだ。クリームとパウダー、ブルーとネイビーの同系色のニュアンスが美しい2パターンで、ブラジャー、ショーツ、ボディにフィットさせたキャミソールを揃えた。
「完璧なシルエットのために特にデザインした」と若代ディレクターが強調するのは、「ビヨンド・ネイキッド・コットン・シェイプウェア」。同社のボトムシェイパーで初めてコットンを使い、これまでにない着心地の良さで気になる部分をサポートする。レッグ部分はクリーンカットしヒップ中心に縫い目があるだけの、アウターにも配慮したデザインだ。ハイウエストのショーツと三分丈の2タイプ。
(パリ=松井孝予通信員)