欧米ブランドでアウトドアスポーツ市場への参入が相次いでいる。もともとデザイナーブランドだったり、テーラーリングを得意とするブランドだったりと様々だが、世界的なアウトドアスポーツ需要の高まりが背景にある。
(小笠原拓郎)
雑貨や用具も販売
最近アウトドア市場へ参入したのはイタリアの「ゼニア」や「ヘルノ」「ジル・サンダー」、米国の「コーチ」などだ。いずれも、既存の市場では独自のポジションを持つブランドだが、既存の市場以外で新たな顧客を獲得するために、アウトドアのラインを作った。既存の市場では自らのブランドの強みやノウハウがあるものの、アウトドアスポーツはアイテムによっては独自の機能性も求められる。そのため専門の技術を持つブランドを買収したり、協業で商品開発をしたりして、機能性を担保するケースも多い。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!