東西の総合卸 店舗とEC連動で利便性向上 顧客との接点拡大を工夫

2021/12/06 06:29 更新有料会員限定


 東京、大阪の総合卸は冬物商戦本番に向けて、卸店舗とEC仕入れとの連動による取引先小売店の利便性向上に力を入れている。緊急事態宣言解除後は本格的な冷え込みもあり、来店客数は回復してきているが、コロナ前の水準には届いていない。引き続きEC仕入れの提案力向上を図りつつ、顧客との接点強化も工夫していく。

(小田茂)

 東京のエトワール海渡は卸店舗を2月からショールーム化して刷新し、ECによる仕入れサイト「エトネット」や仕入れスキャンアプリによって、リアルとオンラインの融合による運営スタイルを構築した。オンライン経由による受注は約60%増となり、取引先の利便性が高まっている。

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