ワールドのレディスブランド「リフレクト」が売れている。強みとする「匠ジャケット」の販売が好調なことに加えて、強化アイテムと販促を連動させた仕組みが成果を上げている。16年春夏も匠ジャケットの販売に力を入れるほか、毎月店頭でフェアを開いて消費を喚起する。
リフレクトは40代を中心に50代までをメーンターゲットとして、「アンドキャリア」をコンセプトにママ層だけでなく働く女性を狙った商品開発を進めてきた。キーアイテムとして子供の入卒園に加えて通勤でも使えるジャケットに力を入れ、匠ジャケットを開発。雑誌やSNS(交流サイト)を活用して認知度を高め、着実に販売を広げてきた。
15~16年秋冬物の匠ジャケットは15年9月に販売を始め、1型で8000枚以上を販売し、売り上げも前年同期比18%増と好調だ。布帛のように見えるジャージーを使用することで「きちんと感」を出しつつ、ストレスフリーの着心地を実現。シームの縫い幅を極力狭くして、肩パッドも軽くした。そうした細部のこだわりが受け、指名買いやリピーターも多いという。
15~16年秋冬は匠ジャケットに加え、店頭スタッフと一緒に作り上げた「私のパンツ」も5000本以上売れ、売り上げをけん引。前半はコーディガンも動いた。同ブランドの売り上げは、昨年10月は前年同月比12%増、11月は2%増、12月は9%増だった。