ヤマサワプレス リーバイス501の廃棄デニムを再生

2021/04/20 06:27 更新有料会員限定


大量生産・廃棄に疑問を感じていたという山澤社長(左から2人目)と百貨店のバイヤー

 廃棄されるはずだったデニムを生かし、ファッションの楽しさを共有しませんか――アイロンプレスのヤマサワプレス(東京、山澤亮治社長)は、自社設備と人材を生かした「リーバイス501再生プロジェクト」で、共感の輪を広げている。今春、三越伊勢丹が取引先や東京ブランドなどを誘って参画し、小売りへの一歩を踏み出した。

(須田渉美)

 4月16日には、倉庫と工場の見学会を行い、倉庫でロサンゼルスから輸入した約20トンのユーズドデニムの塊を開梱(かいこん)した。フルボディーだけでなく、カットしたレングス部分もあり、一塊で約700着、合計4万着近くになるという。これらを状態ごとに選別し、独自に開発した土にかえる洗剤で漬け込んで洗い、汚れを落としてアイロンをかける。きれいになった生地を、繕ったり、組み合わせたりして、自社ブランド「ワンオーファイブ・デニムトウキョウ」で様々なアイテムを作り、工場に併設した直営店で販売している。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事