廃棄されるはずだったデニムを生かし、ファッションの楽しさを共有しませんか――アイロンプレスのヤマサワプレス(東京、山澤亮治社長)は、自社設備と人材を生かした「リーバイス501再生プロジェクト」で、共感の輪を広げている。今春、三越伊勢丹が取引先や東京ブランドなどを誘って参画し、小売りへの一歩を踏み出した。
(須田渉美)
4月16日には、倉庫と工場の見学会を行い、倉庫でロサンゼルスから輸入した約20トンのユーズドデニムの塊を開梱(かいこん)した。フルボディーだけでなく、カットしたレングス部分もあり、一塊で約700着、合計4万着近くになるという。これらを状態ごとに選別し、独自に開発した土にかえる洗剤で漬け込んで洗い、汚れを落としてアイロンをかける。きれいになった生地を、繕ったり、組み合わせたりして、自社ブランド「ワンオーファイブ・デニムトウキョウ」で様々なアイテムを作り、工場に併設した直営店で販売している。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!