靴下産地の奈良県広陵町で約70台の編み機を持つ中堅メーカー。木綿業から数えれば、起源は江戸時代にさかのぼる老舗企業だ。上質な天然繊維の靴下を中心に、早くから自社ブランドや小売店を展開してきた。京都工芸繊維大学を卒業後、バッグメーカー勤務を経てヤマヤに戻り、6月に社長に就任した。
(山田太志)
経営環境は本当に厳しいものがあります。産地の稼働状況、OEM(相手先ブランドによる生産)や卸先の販売を見ても、明暗がくっきりと分かれてきた感じです。家業に戻り4年半経ちましたが、靴下工場の経営がどうあるべきか、今も模索が続いています。自身の経験は少なく、焦りを感じることも少なくありません。当分は多くの失敗を覚悟していますが、どうせ失敗するなら若い時の方が良いと腹をくくっています。
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