「レスキュー」「消防」をコンセプトにしたアパレルブランド「レスキュースクワッド」(アイエスアイ、東京)と〝ボウサイ(防災)〟をデザインする「ヤモリ」(アールプロ、名古屋)は、着るだけで防災に役立つ「家守防災服プロジェクト」を開始した。第1弾商品は、火の近くでも安全なシャツを作りたいとして、難燃素材を使ったメンズシャツを開発した。11月16日までクラウドファンディングサイト「ファーボ」で製作資金を募っている。
シャツ地はポリエステル100%のブロードを使っている。加熱開始から5分間で「延燃しない」「防火上有害な変形溶融、亀裂その他損傷を生じない」「避難上有害な煙やガスが発生しない」難燃素材として選んだ。胸ポケットにはレスキューをイメージさせるリフレクターをあしらい、「家守防災服」のロゴマークも入れた。白とネイビーをベースに、襟や袖の色違いで6種類を用意した。キャンプファイヤーやバーベキュー、花火のときにも安心して着られるシャツとして提案する。クラウドファンディングで目標を達成した後には、レギュラー商品としての販売も予定している。
両社はボウサイ×ファッションをテーマに18年2月に提携。着るだけ・持っているだけで防災に役立つことをコンセプトにした商品を共同開発している。