ジェンダーレスなスタイルを提案する「ヨータトキ」

2017/11/17 04:25 更新


 トキズデザインの「ヨータトキ」は代表兼デザイナーの土岐洋太氏が手掛けるメンズブランド。18年春夏物ではジェンダーレスなスタイルを強める。そのため、販促ビジュアルのルックも前回から女性モデルを起用、新たなイメージを訴求する。ボリュームのあるロングテールのバンドカラーシャツ(2万8000円)は超長綿を使い、しなやかなドレープ感を出した。ほかにも女性がオーバーサイズで着用して似合うアイテムが揃う。

 18年春夏はエスニックをテーマに総柄プリントを増やす。

 タイパンツ風のワイドなイージーパンツ(3万5000円)では前面にエスニックな柄生地を張りつけた。プレーンタイプもある。ハンティングやワークのディテールを盛り込んだピークドラペルのジャケット(5万円)は、高密度な綿麻の馬布にトライバルプリントの生地を使い、ストレスフリーなカッティングにした。通常テーラードに使われる胸元の箱ポケットをアクセントにした綿麻のカットドビーを使ったコーチジャケット(4万3000円)は全体にボタニカルなプリントをしている。

 ヨータトキは13年春夏からスタート。ブランドコンセプトはネオトラディショナル。「ドレスをカジュアルに、カジュアルをドレッシーにこなす」のが特徴だ。ワークからテーラードまでオーセンティックなディテールや素材感をベースに色使いやコーディネートで外す。土岐代表は服飾専門学校で講師も務める。

女性がオーバーサイズで着用しても似合うアイテムが揃う


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