ヤングレディスカジュアルブランドの15年秋冬物は、フォークロアやボヘミアンの雰囲気を取り入れたミックススタイルが中心だ。とはいえ幅広い客を対象にしているため、ディテールや色柄でさりげなくトレンドを取り入れつつ、ヤングブランドらしい着回しやすさやガーリーな要素を維持するのがポイントになっている。
「ミスティック」(パル)は70年代、ビンテージ、アーバンミックス、スポーティーをキーワードにした。裾がフリンジになったデニムのジャケット(9800円)や、トライバルっぽい柄のジャカードスカート(5900円)など。ミニスカートのスタイルが多く、足元にはショートブーツなどを合わせる。ファー、スエードといった素材感もポイントだ。
「レイカズン」(レイ・カズン)は「キャットウオークラプソディー」をテーマに、都会的なフェミニンさをフォークロアの要素で着崩すミックススタイルを出す。シンプルなアイテムに、エスニックな柄のポンチョやスカートがアクセント。各アイテムでオリジナルの素材やプリント物を増やし、差別化を意識している。ガウチョやワイド系などパンツのバリエーションが多いのもポイントだ。
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