百貨店向けミセス秋冬 柄を味わう

2016/04/19 06:24 更新


 百貨店向けミセスブランドの秋冬は、柄と柄のコーディネートや柄そのものの面白さを味わうデザインが多くなっている。また、コアな顧客だけでなく、広く新規客にアプローチするような企画、売り方を工夫し強化している。


■ユキコハナイ(花井) 猫と月

 〝キャット・ムーン〟をテーマにして、怪しげな雰囲気を柄や素材感で取り入れた。黒地にプリントしたカサブランカ、チューリップやバラのアイテム、糸がフリンジのように揺れるカットジャカードのチュニックなどがある。

 チュールのプルオーバーやランダムプリーツのノーカラージャケットといった、あれば必ず売れるアイテムをしっかり押さえつつ、猫と月そのものを描いたドレスなども打ち出している。コート・アウターは様々なタイプでしっかり作り込む計画だ。

 より若い層を意識した「マイプレシャス」ラインは、この秋冬は全体の4割程度まで増やした。商品の下げ札のロゴも分かりやすくすっきりしたものに変えていく。

 本ラインとのコーディネートも考えたラインアップで、オケージョンにも向くセットアップや、前にぶら下げたチャームがドレープを作るオフタートルのプルオーバーなど。

ユキコハナイ キャット・ムーンを描いたスヌード付きチュニック6万5000円

続きは繊研新聞で



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