AIエージェントで検索し、そのまま購入へと一気に進む――。欧米で主流となりつつあるAIエージェントの時代をどう考えているかについて「我々はチャンスであると捉えている」と述べた。その背景として①ファッションという商材の優位性②ECとしての優位性があるとし「しっかりと足を踏み入れ、チャンスを奪取していく」とした。
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コモディティー化した商品と比べ、単なるスペックではない情報を含むのがファッション商品。そうしたあいまいなものをレコメンドするにはデータが重要となる。「ゾゾでは、ある種言語化されていないような情報もつぶさにデータ定義しながらため込んできた」とし、汎用的なAIエージェントでは理解しきれない領域で、独自の強みを持つとする。
ECとしての優位性では、メディアサイトやSNSと比較し、より購入に近い顧客情報を得やすい立ち位置にあるとし「これらを利用したAIエージェントを作ることに取り組んでいる」と述べた。
アウトプットの一例として、〝似合うがわかるAIエージェント〟として、ファッションコーディネートアプリ「ウェアバイゾゾ」に、既にAIを取り込んでいることや、今後、LINEでスタイリストであるかのような対話型サービスができるよう「アルゴリズムを組んでいる」と準備中であることを明かした。また、将来的にはこうした機能を「ゾゾタウンに実装できる未来を見据えている」とした。
