《視点》盲点
2017/06/13
おしゃれな白衣を提案して業績を伸ばしているクラシコ。取材してみると、商品開発のきっかけは医師である友人の不満だったという。「白衣は数十年もの間ほとんど商品が変化せず、安価で、ペラペラで薄いポリエステル製品が中心」...
人はなぜ、自分の誕生日だけは忘れないのか。それは今自分がここに在ることの、たった一つの記念日だからでしょう。年に一度のバースデーは、いくつになってもうれしい。最高の記念日であります。誕生日をはじめとして、「記念日...
「既存店の活性化が重点」。以前はよく耳にしたが、最近はあまり聞かなくなった。活性化よりも不採算ブランドの廃止や不採算店舗の閉鎖の方が優先課題ということだろうか。前向きな投資と言えば、極端に言えばEC関連分野のみ。...
この秋冬のレディスのトレンドキーワードの一つはレトロ。言葉の意味としては特定の年代を指すものではないが、今年は70年代を中心に、当時のファッションやカルチャーを懐古するようなデザインを指すのに使っている。このレト...
「新顔ね、歳いくつ?そっかぁ、じゃ、あたしのこと、パルコ先輩って呼んでいいからね」。熊本パルコの広告看板のメッセージだ。学生風の男女のイラストとともに、掲示直後から「パルコの広告が面白い」「街が元気になる」とSN...
ファッション産業人材育成機構からの要請で、いくつかの大学でファッションビジネス(FB)の入門講座を担当している。最近の授業は我々の時代とは大違いで、学生も真面目に講義に「出席」し、きちんと感想やリポートを提出して...
昨年の大阪アジアン映画祭で観客賞を受賞し、その後日本各地でも公開された台湾映画が「湾生回家」。戦前の台湾で生まれた日本人が〝故郷〟を訪ねるドキュメンタリー映画だ。年少者でも既に80歳を超えた老人たちが、旧友と交流...
ネットショッピングの勢いが増し、実店舗・対面販売のあり方が問われている。そんななか、先日取材で訪れた音楽フェスと併せて開かれた屋外マーケットに、リアルならではの買い物の楽しさを感じることができた。 記者が参加した...
「ズレ買い」とでも言えばいいだろうか。ファッションの買い方に、今までと少し違うパターンが広がっている気がする。例えば、古着。ブームが続いているが、売れるのにはいくつかの理由がある。 まず、新品の服や手持ちのワード...
滋賀県近江八幡市に草屋根、土壁でできた風変わりな巨大建造物がある。たねやグループが15年にオープンしたスイーツの複合施設「ラコリーナ」だ。デパ地下でも人気のバウムクーヘン「クラブハリエ」といえばご存知の方も多いだ...