16~17年秋冬の婦人靴は、配色や異素材のコントラストがトレンドになりそうだ。国際靴見本市ミカム(ミラノ、14~17日)や靴のショールームでは、シーズンを象徴する形が見られず、それぞれのスタイルをいかに新鮮に見せるかが焦点となった。ヒールとアッパーの素材が異なるパンプス、ファーをあしらったトラッドシューズなど「デイリーユースで楽しいと感じさせる遊び」(マッシモボニーニ)がポイントだ。
色のバリエーションも広がった。ストレッチ性に優れたブーツを強みとする独「ピーターカイザー」は、暖色系のスエード10色を使ったショートブーツを揃え、エレガンスを際立たせた。(須田渉美)