18~19年秋冬ロンドンコレ リチャード・マローン

2018/02/17 15:30 更新


【ロンドン=小笠原拓郎、若月美奈通信員】18~19年秋冬ロンドン・コレクションは、大御所から新人までが新しいショーのあり方を模索している。ファーフェッチと組んでシーナウ・バイナウのパワーアップを図る「バーバリー」に、男女一緒に見せる「ジェイ・ダブリュー・アンダーソン」。ショースケジュールに組み込まれながらも、従来のキャットウォークショーとは違う発表方法を計画しているブランドも多い。

 新人の比率が増え、その予備軍である学生ショーも見せ場の一つになっていることは、若い才能のふ化装置として長年機能してきたロンドンの存在価値を再確認する。

新人増え、キャッチーなショー

 初日には新人たちが、チェックやレインボーストライプなどを多用したキャッチーなコレクションを見せた。

 リチャード・マローンは、自在なストライプの組み合わせでオプティカルなドレスを見せた。ワイヤを入れて曲線を描く袖のジャケットやコート、スリットを入れたフレアの裾が揺れるパンツなどシグネチャーを継続しながらも、ほっそりとしたシルエットを強調しエレガントになった。

 チェックも多用。グレンチェックは赤白で織ってピンク地となり縦横斜めに切り替えたテーラードジャケットやスリットパンツに。ざっくりとしたドッグトゥースは鮮やかなグリーンでレトロフューチャーなドレスになる。一見複雑なフォルムのコートやドレスだが、ノーシームでスムーズな着心地を追求し、イブニングドレスは洗濯機で洗えるイージーケア。

リチャード・マローン

(写真=catwalking.com)

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