東京と米ロサンゼルスに拠点を置き、Web3.0(次世代の分散型インターネットの総称)領域で企業やクリエイターのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する1SEC。宮地洋州代表取締役CEO(最高経営責任者)は、インフルエンサーやDtoC(メーカー直販)ブランド向けのマーケティングの経歴を持ち、高額落札で注目されたバーチャルスニーカーなどファッション関連の取り組みに意欲的だ。デジタル技術によって、クリエイターを後押しする。
時代にしばられない反骨心が原動力
――1SECを設立したきっかけは。
10年代中ごろから北米でムーブメントとなったVR(仮想現実)空間やAR(拡張現実)グラスなどに興味を持ったことです。「(現実世界とは違う)自分たちの世界を作っちゃおうぜ」という動きで、多くの人をエンパワーメントできることが魅力でした。時間や場所といった制限、既成概念がなく、自らルールを作っていく開拓のしがいのある分野。日本にいるとその潮流に置いていかれる危機感を覚え、17年に渡米しました。
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