有力ショップに聞いた20年春夏の結果は、発注時から期待が高かった色柄や装飾を抑えたクリーンなスタイルの「シンプル、ピュアネス」がヒットした。これに連動して色は白やベージュ、パステルカラーの反応が良かった。アイテムはブラウスやシャツに加え、さらりとしたドレスやかごバッグが売れた。今回は新型コロナウイルス感染拡大による休業の影響も考慮し、ECの売れ筋も含めた。
(関麻生衣)
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トレンドテーマの1位は「シンプル、ピュアネス」だった。そごう・西武は「自粛が明けてから夏物のニーズが活発になった」。その中で、ベーシックやシンプルな方向にトレンドが回帰し、リネン混のゆったりとしたシャツやTシャツ、体を締め付けないジャージードレスが動いたという。
2位は「アーバンユーティリティー」で立ち上がりから引き続き支持された。実用的なアイテムは、立ち上がり時は冬物がまだ残る店頭で「春先から初夏まで長く着られるもの」として求められたが、コロナ禍で家で過ごす時間が増え、カジュアルで楽に着られる服のニーズが伸びた。3位は大地や自然を連想するようなアースカラーと天然素材で作るナチュラルなタイルの「ナチュラル、プリミティブ」だった。
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