「アキラ・ナカ」は19年春夏、「コートダジュールのリラックス」をテーマにした新作を見せた。リラックスとモードを背景に肌とカットでグラフィックワークを描くというのがコンセプト。
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いつもより大胆に肌を見せ、膝を見せる着丈も作ったのは、ナカアキラ本人がパリでの展示会を続ける中で、「海外の大人の女性が肌を見せることに抵抗がない」と感じたからだ。
リラックスしたラインの中にサーキュラーのようなボリュームを入れているのも特徴だ。柄では1800年代のフランスの壁紙やカーペットの柄からプリントを起こした。それがリゾートのムードにインテリジェンスの雰囲気を加えている。
Tシャツには50年代のバレルシルエットを、ワッシャーオーガンディを重ねて夏らしい快適さを持ったエレガントなドレスに仕立てた。
和紙15%入りのニットなど、触ってみるとドライタッチの素材を生かして、オリジナリティーをアピールしている。レイヤードオーガンディドレス3万7000円、アシンメトリーなショルダーラインのリネンドレス6万2000円など。