旭化成アドバンスは、リサイクル繊維を100%使用したサステイナブル(持続可能な)水着ブランド「リフィレッシュ」を立ち上げた。専用サイトを通じて直販し、公式インスタグラムで発信するなど感度の高い層を狙う。
同社が水着ブランドを出すのは初めて。サーファーでモデルの清宮佑美さんと組み、サステイナブルやファッションへの関心が高いサーフカルチャーなどに親しむ層をターゲットにした。
最大の特徴は素材。同社が昨年立ち上げた環境配慮型のテキスタイルブランド「エコセンサー」を使っており、ポリエステル、ナイロン、スパンデックスはいずれもリサイクル原料で作られている。染色もエコテックスやブルーサインの認証を取得した加工場で行った。
デザインはシンプルで、色も無地のアースカラーなど全体に落ち着いたテイスト。アイテムはリブのワンピース(1万4000円)、ビキニ(9000円)、ショーツ(5000円)など。
ブランドの世界をECサイトで表現し、インスタグラムでも発信していく。感度の高い層に訴えるため、初めてSNSも活用した。「水着市場はここ数年、停滞気味だが、新しい打ち出しで活性化させたいたい」(村山聖スポーツ・ユニフォーム事業部長)という。