アシックス、シューズで協業や日本企画を充実

2017/05/16 06:29 更新


 アシックスジャパンはシューズの「オニツカタイガー」と「アシックスタイガー」で、様々な協業企画や国産技術を生かしたシリーズを多数発売している。

 オニツカタイガーは日本の伝統や職人技によるヨーロッパテイストのスポーツファッション、アシックスタイガーは日本のテクノロジーとアメリカンテイストを特徴にしたスポーツライフスタイルと区分しているが、共に過去のクラシックなデザインに最新の技術を組み合わせている。



 オニツカタイガーは世界的に活躍するデザイン集団「トマト」の創立メンバーの1人であるジョン・ワーウィッカー氏と協業したアートスニーカー「コレソン・ロー・トマト・シブヤシブヤ」を100足限定で発売した。

 クラシックなバスケットボールシューズからインスピレーションを受けたオリジナルデザインのローカットモデル。渋谷をモチーフに、アッパーにイエローやパープル、レッドなど街をイメージした色を落とし込んた。メーカー希望小売価格は2万6000円。


100足限定の「コレソン・ロー・トマト・シブヤシブヤ」


 日本製にこだわった人気シリーズの「ニッポンメイド」では、伝統工芸である大山友禅染の手法を用いた「メキシコ66デラックス」男女各4モデルを発売した。代表的なシリーズのメキシコ66をベースに、桜の花びらが舞う様子を、染色家が花びら1枚1枚手作業で糸目糊(のり)置きして描き、染色している。かかとにかけてのグラデーションも、日本の雅(みやび)を感じさせる。2万4000~2万5000円。


大山友禅染の手法を用いた「メキシコ66デラックス」


 アシックスタイガーではディズニー映画「美女と野獣」と協業したスニーカー「ゲルライトスリー」「ゲルライトファイブ」を限定発売した。美女と野獣実写版の日本公開に合わせて、映画で使われている衣装のデザインにインスパイアされた世界に現代風のエッセンスを加えた。1万3000~1万7000円。

 90年代に販売していたランニングシューズ「ゲルマイ」を復刻したシューズも4月中旬に発売した。足の形状に合わせてよりフィットするように設計し、足首周囲に靴ひもの通し穴を設けて巾着のように一点で甲から足首まで締められるようにした。

 新たにミッドソールには独自開発のスポンジ材「フューズゲル」を搭載した。1万4000円。店では発売当日に行列ができ、オンラインストアでは初日に即完売となるなど人気の高さを裏付けた。


分厚いソールが新鮮な「アシックスタイガー・ゲルマイ」




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