デジタルツールを活用した深く濃い発信でダイレクトにファンとつながり、コロナ下でも売り上げを伸ばす大人向けのメンズブランドがある。スロウガンの小林学代表がデザイナーの「オーベルジュ」は18年に立ち上げ、ユーチューブのチャンネル登録者数は1万2000人を超える。決して突出した数字ではないが、マニアックで熱量の高いフォロワーに支えられ、従来とは異なる形で成長している。
(大竹清臣)
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同社は、20周年を機に主力ブランド「スロウガン」からシフトし、オーベルジュに力を集中、短期間で売り上げを2倍に拡大できた。欧州ビンテージをベースにしたオーベルジュは、モードを意識したスロウガンとは「テイストも客層も異なるにもかかわらず、比較的早く新たな卸先を開拓できたのはユーチューブの効果が大きかった」とみている。
■反応も高く好循環
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