「ベッドフォード」(山岸慎平)は8月5日、東京・渋谷区神宮前2丁目に初の直営店をオープンした。
外苑西通りに面した2層の路面店で、売り場面積は約90平方メートル。入り口を入ると、コンクリートの床に英字でベッドフォードと彫り込まれ、吹き抜けになった空間が広がる。
高い天井からつり下がるスターモチーフのチェーンに、洋服を掛けている。格子窓から差し込む柔らかい光が、その存在を際立たせている。奥の階段を上がると服を並べた2階に続く。入り口からは、これらのフロア構成が見え、解放感のある作りとなっている。
「洋服を販売することだけでなく、かかっている音楽や店に置いてあるものを通じて、自分たちと感覚的に合う人、話が合う人を探し出せる場にしてきたい」と山岸は話す。1階のレジ側には、図書館のような本棚のスペースを設け、販売する雑貨のほか、ブランドとの接点を感じさせるアートブックや本を並べている。ショーの後に作成する資料集も閲覧できる。