ゴールドウインのグループ会社で、ラグビー用品を生産・販売するカンタベリーオブニュージーランドジャパン(東京、森本邦夫社長)は12日、9月に開催されるラグビーワールドカップに向けた日本代表の新ユニフォームを発表した。
代表伝統の白と赤の横縞模様を現代風に進化させたデザインで、快適性・運動追随性に優れる。新ジャージーのレプリカモデル(9800円)は17日から販売。ラグビーへの注目度が高まっていることから、前回大会比で1・5~2倍の販売を見込む。
横縞模様をやや曲線にし、躍動感やスピード感、強さを表現した。「カンタベリーオブニュージーランド」ブランドの特徴である、襟デザイン〝ループネック〟も採用するとともに、よりフィット性を高めた。
機能面では、4種の素材を部位ごとに使い分けた。身頃部分に使うメーン素材には、耐久性と吸湿・速乾性、通気性に優れる「ダフテックプロ」を採用した。
また、「業界初」(同社)となるポジション別のパターンも導入。特に胸と腰部分の高低差が大きいフロントロー用には胸部分にダーツを施し、フィット感を高めた。
耐久性を持ちつつ、軽量性も実現。11年モデルに比べ同サイズで12%軽量化した。素材の特殊な構造から、前回モデルに比べ通気度を約10%、放熱量を約30%アップしている。