《中国経済とアパレル市場予測㊦》IT駆使、新たな企業が成長へ

2023/02/24 07:58 更新有料会員限定


昨年は中国で展示会がほとんど行われなかったが今年は順調に開かれる見通しだ

 ゼロコロナ政策の続いた3年間は、飲食の宅配を含めEC比率が上昇した。22年小売総額に占めるEC比率は27.2%(21年は24.5%)だった。アパレルもEC経由が拡大したが、流れはこれまでと異なり、ライブコマースの増勢と大手ECプラットフォームの鈍化がくっきりした。特に最近は、ECを伸ばしてきた中国大手ブランドでも、抖音(ティックトック)経由の売り上げが伸び、アリババが減速している。

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ライブも高単価に

 22年12月中旬、中国では新型コロナウイルスの大感染が起こった。同時期にネットでアパレルが売れた話を聞かない一方、「ライブコマースを行っていた企業は、規模の大小問わず売り上げを維持できていた」(中国アパレルコンサルタント会社)という。動画を見ている最中に何らかのきっかけで服を買うという購買の起点が変わってきたのは日本と同様だ。

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