デビス サステイナブルなデニム調素材を開発

2021/06/01 06:30 更新


 テキスタイルコンバーターのデビスは、サステイナブル(持続可能性)なデニム調素材「エイントデニム」を開発した。伊藤忠商事の再生ポリエステル「レニュー」と無水染色・プリント技術「エアダイ」を活用したもので、ソフトなストレッチ性とデニム調の色落ちやビンテージ感を両立、染色堅牢度の高さも特徴だ。

 エイントデニムの「EINT」は、エコ・コンシャス、インディゴフリー、ノーポストプロセス(後加工不要)、テクノロジードリブン(色管理システムソフトなど最新技術を用いた加工)の頭文字を取ったもの。インディゴ染料を使わず、肌に触れる裏側には先染め綿糸を使用することで快適性も実現した。

 洗い加工やダメージ加工といったデニム調の色柄は、エコテックススタンダード100取得工場で行うエアダイプリントで表現した。環境に優しいデニム調素材として打ち出す。

 同社はこうしたサステイナブルなテキスタイルの開発を強めており、20年時点ではコレクションの25%がサステイナブル素材で25年には50%にまで拡大していく方針だ。

染色堅牢度も高い「エイントデニム」

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