ドン・キホーテが「8%負担」の大型セール実施へ

2019/09/13 11:00 更新


 ドン・キホーテは14~30日、「8%も負担するゼィ!」セールを実施する。これまでにない大型セールで、消費増税前の駆け込み需要を取り込む。

【関連記事】PPIH(旧ドンキホーテHD) 新社長に吉田直樹氏

 「ドン・キホーテ」「メガドン・キホーテ」などグループ含めた全国の384店で、非食料品のほとんどの商品を本体価格から現在の消費税分の8%値引いて販売する。現金含めすべての決済手段が対象。「マジカポイント」も併用され、最大で13%の割引になるという。このほか、「マジカドンペンカード」の入会キャンペーン、アパレルPB「レストレーション」「アクティブギア」の最大5割引販売も行う。これらにより「総額100億円の還元を目指す」(君島諭営業サポート本部長)。〝赤字覚悟〟ともうたう大型セールで、新たな客層の獲得を目指す。

 「個店の販促を中心にしてきたが今回は統一企画とした」(阿部博史パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス取締役)。店舗ごとの価格設定で地域の最安値を打ち出してきた同グループだが、今回は全体で低価格をアピールすることにした。目立った動向になっていない駆け込み需要を引き出し、ディスカウントストアとして存在感を高め、増税後の集客にもつなげる構えだ。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事