日本染色協会がまとめた19年の国内の染色整理加工実績は、各素材・工程を合算した総量が17億6354万平方メートル(前年比2.7%減)と13年以来の大きな落ち込みとなった。13~18年は18億平方メートル強と横ばいを維持したが、19年は初めて18億平方メートルを割った。加工区分別では一部の精練漂白など前年を上回ったものもあったが、素材別では織物、ニットいずれも減少した。
織物は13億6202万平方メートル(2.9%減)で、うち長繊維織物が7億5612万平方メートル(2.4%減)、短繊維織物が6億590万平方メートル(3.5%減)とどちらも減らした。特に長繊維織物は15年から18年までほぼ横ばいで推移してきたが、19年は減少に転じた。
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