ECモール「Qoo10」(キューテン)を運営するイーベイジャパンは、10月以降、東京・渋谷、原宿エリアに常設店を3店開設する。若年層からの支持を維持しながら、ECをあまり利用しない消費者にも接点を広げる狙いだ。
10月、東京・渋谷の神南に商品サンプルの試供に特化した実店舗を開く。11月には原宿・キャットストリートに、これまで期間限定で開いてきた「キューテンメガポップアップ」の常設店を設ける。27年夏には、JR原宿駅前の複合施設「ウィズ原宿」に売り場面積約2500平方メートルの旗艦店「キューテンメガタウン」を開く。実店舗は、オンラインで培ったトレンド発信力や集客力をリアルで広げるためだ。当初はビューティー商品を中心に扱い、その後は健康食品や食品、エンターテインメントなどにも品揃えを広げる。
8月25日に東京都港区で開いた出店者向けイベントでの発表によると、6月時点でのキューテンの会員数は3000万人を超え、26年(1~12月)の年間流通総額は3500億円を見込む。集客の目玉である大型セール「メガ割」が成長を支えており、5月29日~6月10日の流通総額は前年同期比12%増の605億円だった。
開始から約15年が経ち、客層や求める商品、サービスも変化した。主力の韓国ブランドだけでなく、日本ブランドの扱いも増やしている。総合ECモールとして幅広く商品を揃えるのではなく、若年層との親和性が高い商品カテゴリーやブランドに絞って差別化し、3年後に年間流通総額5000億円を目指す。
