魅惑の都市アヤクーチョレポート(横塚永美子)

2014/07/29 00:00 更新


みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

私は先日リマからバスで8時間、ペルー南部に位置する都市、アヤクーチョに行ってきました。

 


バスからの眺めです


標高2760mの高さに初めてのプチ高山病を経験し、現地の方の勧めで半信半疑でしたが、コカ茶(高山病に効くというコカの葉のお茶)を頂いて30分後には回復した事にはホントに驚きました。ペルーの民間療法のスゴさを身を以て知りました。

マチュピチュなどに行かれる方は是非最初にコカ茶を飲んでから登られた方がいいらしいですよ。高山病にかかる確率がぐっと低くなるそうです。

さてさて、前置きが長くなりました。

アヤクーチョは個人で営む織り編み物の職人が多く、ペルーのメイン観光地であるリマやクスコなどのお土産ショップのバイヤーなどが買付けに訪れる場所でもあるそうです。ペルーでよく見かけるこの花柄刺繍もこちらで沢山の違うバージョンを見かけました(写真下)。

 



今回は数ある織、編み物アトリエの中でダントツの女性だけ、160人の職人数を誇るManta(マンタ)をご紹介したいと思います。

本部がスイスにあるSolid international、NPO団体のペルーsolid inversiones SAC関連グループで、2005年からペルーでも特に貧困層が多いアヤクーチョをサポートしているそうです。

職人の女性は一律時給5ソル程度(日本円でおよそ180円)有料ではあるもの、保育園が併設されておりママ職人たちも安心して働ける環境です。

ただし女性なら誰でもという事ではなく、やはり職人としてそれなりの『ウデ』を持っていないとなかなか入れないそうです(まぁ当たり前の話ですが。。笑)

 


 

代表のLuisaさん曰くこれからもっといい職人を増やしサポートし、プーノやクスコ、イカだけじゃないアヤクーチョの織物、編み物文化をもっと海外に広めていきたいと熱く語ってくれたのが印象的でした。

 


 

写真の男性2人の間に立っているのがマンタ代表のLuisaさん、今回色々案内してくれたのがEdwin さんElmelさん です。

そして職人のみなさんたちとの一コマ。みなさんありがとうございました。

余談ですが、食物関係のアヤクーチョはとても潤ってます。

私も2年前から食してるセミアデチーヤという、日本だとチアシードといわれる物で原産はメキシコですが、ペルーでのチアシードは主にアヤクーチョで作られています。

オメガ3が豊富でダイエットにもいいらしく、私はこちらに来てからの偏頭痛が軽減されたような気がします。ダイエット効果?あ、私には効かないみたいです(笑)

あとはアクアイマントと呼ばれる食用ほうずきもこちらが名産でA5サイズ程度の袋にたっぷりでなんとそのお値段2ソル(日本円にしておよそ80円)。ちなみにリマのスーパーでは5倍以上のお値段です(しっかり買いだめしてきました♪)。リマではめったに飲まないコーヒーもここはお水も美味しいのでまた格別。

リマからのルートで、リマ→イカ(ピスコ酒が有名)→アヤクーチョ。のルートでいかがですか?

また違ったペルーが楽しめるかもしれません☆


 


それではちゃおちゃお~



マチュピチュだけじゃない?!もっとディープなペルー情報を知りたい方必見



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