「エズミ」 アトリエに予約制のスタジオショップをオープン

2026/07/07 11:00 更新NEW!


顧客とのコミュニケーションを深めて関係性を構築する場に

 デザイナーの江角泰俊が手掛ける「エズミ」は東京・神宮前のアトリエの1階に、予約制のスタジオショップ「STuDio R.D」をオープンした。展示会や商談用に使ってきた空間を、より多くの人にブランドの姿勢に触れてもらい分かち合う場へと発展させた。

 スタジオは、服を掛けたインダストリアルな什器がテーブルを囲み、ビンテージの木製家具には創作の過程を記録したスケッチブックを展示。江角の「理」(ロジック)から枝葉を広げていくデザインの道筋を垣間見ることができる。

 「卸売りの環境が変わっていくなかで、顧客をはじめ消費者とじかにコミュニケーションを取っていくこと、深い関係性を構築していくことが、僕たちのようなブランドの運営に欠かせない要素になっている」と江角は話す。この1、2年で取引先の百貨店や地方の専門店が閉店するケースが多く生じている。一方で期間限定店を開くと幅広い年齢層が来店し、客単価は10万円を超えるなど顧客のロイヤリティーは高い。そういった中で、多面的にブランドを伝えるプレゼンの場としても活用していく。自身も接客して対話を深める。

 通常はオンラインの予約で1カ月に10日ほど日程を設け、ブランドのECと在庫を共有してシーズンコレクションを販売する。また、数年前から服作りに反映させている建築的な考え方も紹介。新たに共同開発しているプロダクトの展示販売も行う予定だ。

シーズンごとに実践する創作の過程を記録したスケッチブックも展示


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