ファッション・ジュエリー・ブランドは、夏向けにトレンド感のある企画を出している。チョーカーや重ねづけ提案でのリング、ブレスレットなど、自家需要を意識したファッショナブルなデザインが揃う。地金はイエローゴールドが目立つ一方、手頃なシルバーアイテムを拡充する動きもある。
「オデュース4℃」(エフ・ディ・シィ・プロダクツ)は、エーゲ海でのクルーズをイメージして、ブルートパーズなど青と白の天然石を使う。石の裏側にシェルをセットしたペンダントをはじめ、しずく型のモチーフや小ぶりのパールをあしらったさわやかなアイテムが揃う(写真左からブレスレット2万2000円、ネックレス6万2000円、同4万4000円、ピアス3万2000円)。5月には重ねづけに向く細身のリングのバリエーションを出すほか、1万~2万円台のシルバーアイテムも出す。
オデュース4℃
■多彩なチョーカー
「スタージュエリー」は、年間テーマに据える太陽のモチーフを代表的な新作で取り入れた。4月14日発売のロングネックレス(22万円)も、ダイヤモンドで縁取る18Kのしずく型フレームの中に、輝く太陽を収めた。スタイリングで人気となっているチョーカー(3万8000円)とのコンビネーションを店頭でも薦めていく。チョーカー自体のバリエーションも増やした。
スタージュエリー
「ヴァンドーム青山」は、5月15日から7月23日までプラチナフェア、6月1日から7月23日までサマーキャンペーンを実施し、それぞれ限定アイテムを発売する。サマーキャンペーンでは、夏の陽射しに映えるイエローゴールドのネックレスを出す。しずく型のフレームに7月の誕生石ルビーをあしらったもの(4万4000円)と、ダイヤモンドをアクセントにしたY字ネックレス(3万円)がある。
ヴァンドーム青山
「エテ」(ミルク)は4月28日、イタリア語で活動的な意を表す“アニマート”をテーマとするアンクルカフとシルバーのコレクションを発売した。新アイテムのアンクルカフは足首を飾るバングル。体のラインを美しく見せるシンプルな曲線デザインのものやメッセージデザインがある。シルバー、もしくはシルバー・プラチナにイエローゴールドメッキ製で1万5000~2万5000円。シルバーコレクションでは、フェミニンなタイプからエッジを利かせたものまで多様なデザイン、アイテムを用意している。8000~1万5000円。
エテ
■数量限定の新作販売
色石使いのジュエリーに定評のある「ヴェレッタ・オッターヴァ」(サダマツ)は6月7日、ターコイズを使った数量限定品を伊勢丹新宿本店など4店のみで販売する。カボションカットの石をイエローゴールドのフレームで縁取り、ダイヤモンドをあしらった、色鮮やかなコレクションだ。リング、ネックレス(ともに10万円)、ピアス(11万2000円)がある。
ヴェレッタ・オッターヴァ
「ポンテヴェキオ」は4月28日に親子ペアのネックレス“ファミリーラブズ”を発売した。ブランド誕生30周年を機に社内公募したコンテストの受賞作品で、2児の母でもある博多阪急店のスタッフの企画となる。写真のペンダント(6万4000円)は、貝殻のモチーフに、マザーオブパールや淡水パールをコンビにして親子の絆を表現した。このほか、大小二つの手のひらをモチーフにしたペンダントなどがある。
ポンテヴェキオ
「アガット」(エーアンドエス)は、天然石の極小ビーズを使ったスキニーブレスレット(1万2000~2万3000円)を発売した。10Kやシルバーのケースの中に、色とりどりの石を敷きつめたユニークなデザイン。重ねづけも提案していく。
アガット
「サマンサティアラ」(サマンサタバサジャパンリミテッド)は、新作の10Kアルファベットリング(1万円)を発売し、既にヒットしている。自分や恋人のイニシャルを重ねたり、メッセージを作ったりと、複数でのコーディネートを推している。
サマンサティアラ