FB業界の14年度職種別平均年収

2015/03/03 07:21 更新


 ファッション業界専門の人材紹介会社クリーデンスは、職種別平均年収調査の14年版を発表した。同社のサービスに14年1~12月に登録した25~39歳の転職希望者の給与データを集計したもの。

 25~29歳では1位が「OEM営業」(395万円)、2位「店舗管理」(391万円)、3位「MD・バイヤー」(370万円)。30~34歳では1位がMD・バイヤー、店舗管理(427万円)、3位が「VMD」(424万円)。35~39歳では1位がVMD(550万円)、2位が店舗管理(538万円)、3位がMD・バイヤー(508万円)となった。

 MD・バイヤーと店舗管理がどの年代でも3位以内にランクインした。店舗管理は、店舗数の増加で需要が高まっていること、担当店舗・エリアの売り上げがインセンティブとして反映されることが年収を引き上げていると考えられる。MD、バイヤーは企業側の求めるレベルが高く、年収も高くなる傾向にある。

 15年度は「円安や消費減退の影響で物作り系の求人は落ち着いた状態が続く」(藤田芳彦社長)。一方でインバウンド需要は堅調で、店舗系や語学に強い人材の需要は引き続き高いと見られる。

 さらに商業施設オープンやリニューアルの影響で「販売職の求人は増加しており、深刻な人手不足は継続する」。「昨年12月の有効求人倍率は1・15倍と高く、好条件を求めて異業種へ挑戦する人が増えている。優秀な人材の採用と定着に向け、限定正社員制度の導入など就業環境や待遇改善の動きが活発化する」という。

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