24年の衣類国内供給量が35億1204万9000点となり、過去20年で最低を更新した。その前の最低は23年で、コロナ禍の20年を下回った。24年はその実績にも届かなかった。昨今の繊維・アパレル業界は、〝大量生産・大量廃棄〟問題への対処や、それによる損益改善を狙って生産・供給量および在庫の適正化を進めている。2年続けて20年の実績に届かなかったのはこうした背景が主な理由だろう。ピークで40億点を超える国内供給量は実際の需要に対して過剰であり、今の水準は少しずつ実需に近づいていると考えられる。
(小堀真嗣=大阪編集部)
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生産抑制と消費不振
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