「アンテプリマ」などを手掛ける香港のフェニックス・グループ・ホールディングス(HD)が好調だ。24年は過去最高業績を目指す。特にブランド事業と高級紡績糸事業が伸びている。「良い場所に出せる」(アンソニー・キョン社長兼CEO=最高経営責任者)と中国などで出店を加速。紡績事業では日本オフィスを立ち上げた。
(高田淳史)
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23年の業績は増収増益。ブランド・小売り事業は売り上げが過去最高、利益も過去最高水準だった。中国市場の低迷により、「スーパーブランドの出店が減り、良い場所に出せるチャンス」と、中国では、この3年間で店舗数を倍増し、約30店に増えた。自社ブランドのアンテプリマに加え、販売を手掛ける「45R」や「マリメッコ」などを増やしている。コロナ下で家賃が下がり、販売が回復、伸びているため利益の伸びが大きい。
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