「サルヴァトーレフェラガモ」は、相次いで「メイドトゥオーダー」(MTO)のプログラムをスタートした。
ブランド初の試みとして6月初旬にスタートしたのは、メンズドライビングシューズのMTO。アッパーボディーやソール、フェラガモを象徴する留め金型のモチーフ「ガンチーニ」の素材を選ぶことができ、112の組み合わせが楽しめる。
素材はクロコダイル(30万円)、オストリッチ(28万円)、カーフやスエード(ともに9万6000円)。色はウルトラマリン、アンティークサドル(ベージュ)など定番にはない色が揃う。ソールの色はチェリーやダークブラウン、グレージュといったニュアンスカラー、ガンチーニの素材はポリッシュドゴールド、マットシルバー、メタリックブルーなど。サイズだけでなくワイズも選べる。シューズのライニングには刻印もできる。
取り扱い店舗は、銀座本店や六本木ヒルズ店など路面店をはじめとする一部の売り場。発売から1カ月、毎日オーダーが入る状態が続いており、特にカーフやスエードが人気だ。
6月中旬からはネクタイのMTOもスタートした。色や生地に加え、サイズの種類もあるため顧客の体格に合わせてネクタイをカスタマイズすることができる。
15年プレフォールと15~16年秋冬は、定番の長さ150㌢に加え、140㌢と160㌢が揃う。幅は6㌢、7㌢、8㌢の3種類。色は50色以上。ネクタイの裏面には3文字までのイニシャルを入れることができる。価格は2万9000円、納期は2カ月。世界の主要店舗で販売する。
MTOプログラムの開始を記念して、それぞれウェブサイトでのデジタルキャンペーンを行っている。シューズMTOのコーナーでは、フェラガモを愛用するアイコニックな男性が選ぶドライビングシューズを紹介しながらラグジュアリーなサマーホリデーのスタイルを提案している。ネクタイMTOでは、ジャン・クロード・ティボー監督による四つのショートフィルムを公開している。