レディス「ダブルスタンダード・クロージング」などを運営するフィルム(東京、滝野雅久社長)が、売り上げを伸ばしている。ブランドの独自性と一貫性をコロナ下でも発揮し、メンズインポート事業も好調だ。22年5月期の売上高は40億円弱を見込み、前期比10%増。営業利益は約2倍となり、売上高、営業利益ともこの10年で最高となった。
(赤間りか)
百貨店内の直営店を中心とする主力のダブルスタンダード・クロージングと「ソブ・ダブルスタンダード・クロージング」は、夏と冬のセール期の前からプレコレクションを販売してプロパー比率を向上、セールを縮小してきた。このMD戦略が増収に貢献した。平均客単価は約5000円上昇、購買のセット率も上がっている。
ファッション軸で売る
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