ファッション業界の広告が炎上するケースは、欧米のトップブランドを含めて時々起きている。さまざまな価値観が認知されると共に、インターネットの普及で、「不快」と思った時に匿名で簡単に声をあげられる環境ができたからだろう。米国在住のソーシャル・チェンジ・プロデューサーの趙正美さんは、カネボウの新しいコマーシャル「I HOPE」の制作にダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン専門のコンサルタントとして参加した。大手広告代理店で「炎上しない広告の作り方」というタイトルで、人権を重視したコミュニケーションの在り方について講演したこともある。趙さんに、なぜ炎上する広告が後を絶たないのか、防ぐにはどうしたらいいのか聞いた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
――炎上する広告が後を絶たないのはなぜでしょうか。
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