専門店フクハラの「行きたくなる」仕掛け

2016/10/27 06:46 更新


創業60周年記念で特別企画 


 インポート専門ブティック、フクハラ(大阪市)は11月、創業60周年を迎え、心斎橋の店舗で特別イベントを開く。「店ですごすことに喜びを感じられる」仕掛けを揃え、わざわざ足を運びたくなる点を重視したという。

 フクハラは1956年大阪・久宝寺丼池通りに輸入品小売店として創業。その後、現在地の心斎橋に移転。直接買い付けのインポート商品だけで構成するブティックとして今日に至っている。

 イベントではテラスを「フクハラカフェ」とし、コーヒーなどを無料で提供する。創業時は5階に顧客向けバーカウンターがあり、一番人気だった生絞りのグレープフルーツを炭酸で割ったスカッシュを復活させる。

 店内では、フクハラの人物、売り場の変遷などを写真で展示する。創業者で現在もオーナーの福原芳子社長が開店することになった理由、フクハラのルーツ、上田安子服飾専門学校時代の作品、当時としては珍しかったディスプレーなどをアーカイブとして展示する。

 人形型アクセサリーのワークショップも開く。洋服を選んでもらい、ネックレスやバッグチャームに仕上げるもの。1階の大テーブルで開いて、華やかさを演出する。創業来初めてオリジナル商品も発売する。フクハラのロゴワッペンなどをあしらったフェルトのバッグを数量限定で販売する。価格は4600円の予定。

 カフェでは福原貴代美専務が給仕を担当、ワークショップは福原社長が準備する。手作りで顧客に感謝の気持ちを伝えたいとしている。

初めて企画したオリジナル商品のフェルトバッグ



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