奈良の福祉事業所「グッドジョブ!センター香芝」 アート、デザインから仕事を創出

2024/04/09 07:58 更新会員限定


中川政七商店と共同開発した「鹿コロコロ」 。誰でも制作できる工夫がされている

 奈良県香芝市の障害福祉事業所「グッドジョブ!センター香芝」は、常識にとらわれない方法でアートとデザインによる新しい仕事を生み出している。誰もが商品を作れるようデジタル工作機を取り入れるほか、制作方法やノウハウは全て公開する。今年はNFT(非代替性トークン)アートの販売を開始した。福祉の分野を超えた取り組みが注目されている。

(小坂麻里子)

 同センターのプロダクトは障害者の個性豊かな表現と、それを生かしたいと考えるデザイナーや企業をつなぎ、開発・製造が実現したものが多くある。

 例えば同じ奈良県にある中川政七商店と共同開発した郷土玩具の張り子の置物「鹿コロコロ」や、タビオとの協働で障害者が描いたアートをデザインに取り入れた靴下などだ。

得意を生かして

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