阪急阪神百貨店 「カルチャーハンター」プロジェクト始動 人に焦点、EC軸に物販へ

2020/10/21 06:27 更新会員限定


第1弾の「ダジャック」の撮影風景(左が松田さん)

 阪急阪神百貨店は新事業「カルチャーハンター」プロジェクトを始める。国内外のユニークなカルチャーをバイヤーが探し出し動画を中心に紹介、物販につなげる企画。百貨店の商品カテゴリーの枠を飛び越え、商品開発にもコミットし、ECベースの商売に臨む意欲的な事業だ。専任担当は韓国人社員で、同社が重視するダイバーシティー(人材の多様性)を生かした取り組みでもある。

(永松浩介)

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 4月に発足したファッションMD開発部が担当部署。16年に中途入社した、姜世求(カン・セグ)バイヤーがリーダーとなり、自由なコンテンツを発信する役割を担う。百貨店である同社にとっては異例の取り組みだ。というのも、当初からSNSで情報提供してECに送客、販売するスキームだからだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、長い期間にわたり店舗の休業を余儀なくされたことも後押しした。

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