ブランドショップ「ハピネス」を運営するハピネス・アンド・ディ(東京、田篤史社長)は、11月1日から店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、80超ある全店でビーコンとアプリを連携したシステムを導入、接客に役立てる。アプリ会員の来店をビーコンが検知。タブレット内に集約した購買履歴などから成る接客カルテと連動させている。今後、ワン・トゥー・ワンでの販促にも発展させる狙いだ。
(中村維)
今回の取り組みは、消費者向けのアプリを、自社アプリソリューション開発のヤプリ、店内に配備するビーコンをタンジェリンが提供。ECやPOS(販売時点情報管理)レジ、アプリといった各チャネルのデータを連携する統合基盤をNECネクサスソリューションズが開発・提供している。
店頭では、アプリ会員が店内のチェックインポイントでアプリを立ち上げると、クーポンが付与される。同時に、店内に配備したビーコンがアプリ会員の来店を検知し、タブレットを通じて販売スタッフに来店が通知され、販売スタッフがタブレットを携えて接客に入るという流れになる。