茨城県南部のメンズ個店 対面販売強みにコアなファン獲得

2020/04/01 06:25 更新有料会員限定


 茨城県の人口は280万人超と全国で11番目だが、県庁所在地の水戸市でも約27万人と20万人以下の都市が点在し、商業エリアも分散している。栃木県宇都宮市や群馬県高崎市のような大型の商業都市も存在しない。県内地域は東京への通勤圏でもあるため、ファッションビジネスの継続は簡単ではない。ただ、車社会のため50キロ圏内の移動は特別なことではなく、個店がマニアックな常連客が集うコミュニティーの場になっている。

■濃密な接客を体感

ステュードベーカーインターナショナル

 土浦市とつくば市の郊外立地でアメカジショップ3店を運営するステュードベーカーインターナショナルは地元や近県から車で来店するコアなファンに支えられ、新型コロナウイルスの影響も薄く、2~3月も売り上げを維持している。土浦市は約14万人で、駅前に大型の商業施設もなく、ファッション市場としては寂しい状況が続く。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事