19年の訪日外国人客数 前年比2.2%増の3188万人

2020/01/20 11:34 更新


 日本政府観光局によると、19年の訪日外国人客数(推計値)は前年比2.2%増の3188万2000人で過去最高を記録した。東アジアは航空便の新規就航や増便による航空座席供給量の増加、欧米豪は桜やラグビーワールドカップ2019日本大会の開催などが訪日需要に貢献した。

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 国・地域別では韓国を除く19の国・地域が過去最高だった。東アジアは最も多い中国が前年比14.5%増の959万4000人で、初めて900万人台に達した。一方、韓国は25.9%減の558万5000人。日韓情勢の悪化によって19年後半から訪日客が半減する状況が続いている。台湾は2.8%増の489万1000人、香港は3.8%増の229万1000人だった。

 東南アジアはタイが16.5%増の131万9000人となった。シンガポール、フィリピン、ベトナム、インドは2ケタ増で着実に伸ばした。欧米豪は米国が12.9%増の172万4000人だった。

 19年12月の訪日外国人客数は前年同月比4%減の252万6000人で、3カ月連続のマイナスだった。韓国以外の19の国・地域の合計では16.7%増となり、引き続き堅調に推移している。香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンが単月として過去最高となり、13の国・地域が12月として過去最高を記録した。




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