株式を公開しているインナー・レッグウェア製造卸企業の23年4～6月連結決算は、5社のうち2社が増収、営業損益は5社のうち3社が減益もしくは赤字とまだら模様の業績となった。一定の底打ち感は出てきたものの、企業ごとの明暗も鮮明になっている。
【関連記事】インナー、レッグウェア製造・卸企業の22年度業績 増・減収のまだら模様
ワコールホールディングスは、欧州が堅調だった海外ワコール事業の売上収益が3.5％増、営業利益が38％増だったが、国内ワコール事業の売上収益が2.9％減、営業利益が30.7％減と苦戦した。ワコールは、高価格帯ブランドが好調だったものの、「ワコール」および「ウイング」が伸び悩む。人件費などの削減は進んだが、減収や円安、原燃料高を吸収するには至らず、収益の改善が引き続き課題となっている。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中！
