独ISPO  スポーツを軸に分野拡大、ファッションとの融合加速

2023/11/30 17:30 更新会員限定


新エリア「ツァイトガイスト」には、「スノーピーク」のブースも

 独ミュンヘンで11月28~30日、スポーツ用品の見本市ISPO(メッセ・ミュンヘン主催)が開かれた。前回まで新型コロナの影響で渡航が制限されていた中国から来場者が戻ったほか、出展社数も前回展の約1500から約2400へ増え、会場はにぎわいをみせた。

(ライター・吉田恵子)

 かつてISPOは、ウィンタースポーツ中心の国際見本市だったが、近年は展示内容が多様化し、スポーツを軸にファッション、デジタル、サステイナビリティー(持続可能性)、トラベル、eスポーツなど、多ジャンルを包含するマルチセグメントな見本市になりつつある。例えば、「フューチャーラボ」と名付けたホールには、未来を展望できる複数分野を集積。革新的製品に贈るISPOアワード受賞製品を展示したほか、スタートアップを集めたブランニューエリア、ファッションとのミックスを目指す新エリア「ツァイトガイスト」、ビジネスソリューション、eスポーツエリアなどを設けた。

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