量販店のイズミ(広島市)は直営の衣料品売り場でアダストリアと共同開発したレディスの「シュカ」が好スタートを切っている。顧客の若返りが進み、今まで取り込めていなかった消費者ニーズを捉えて、新規顧客を獲得している。今後は他ブランドとの協業も模索し、「うちの一番の強みは多くのテナントとのつながりが太いこと。そのつながりを大切にして色々な協議を進めたい」(町田繁樹取締役専務執行役員経営企画本部長)と考えている。
(小田茂)
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シュカは9月15日に「ゆめタウン広島」の衣料品売り場に開設し、既存46店へ広げている。「他社にない新しい取り組みがようやくスタートできた。アパレルも今までと同じ考えではGMS(総合小売業)から売り場がなくなる。同業他社も同じような状況だが、前年踏襲の考えを改め、変革のスピードを上げないといけない」との危機感から開発した。
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