視覚障害で下着選びを諦めなくていい社会へ――GSIクレオスグループでレディスインナーを製造・販売するいずみ(大阪市)は、視覚障害者の女性に向けた下着の採寸・試着会を開いた。募集人数を超える7人が参加し、たくさんの商品から着け心地や好みに合う下着探しを楽しんだ。
(橋口侑佳)
正しい対応学び
美容を通じ視覚障害者の社会参画を応援する日本視覚障がい者美容協会(JBB)と企画し、3月8日の国際女性デーに合わせて共催した。きっかけは、昨年開かれたフェムテック・フェムケア展のフェムプラス。いずみのブースを訪ねた佐藤優子JBB代表理事から「視覚障害者は自由に下着が選べない。センシティブなことなので人に相談できない」と深刻な悩みが寄せられた。