22日から日本最大級のファッション展示会、JFWインターナショナル・ファッション・フェア(JFW‐IFF)とファッションビジネス・ソリューション・フェア(FBS)が東京ビッグサイトで始まっています。初日、会場を回った繊研記者が「思わず心動いた」「バイヤーにこれだけは見てほしい」と足を運ぶ価値があると断言する商品及びブランドを集めました。
※アイテム詳細(本体価格)/「ブランド名」(社名)、ゾーン名、ブース番号
1、トレンド性の高いフォークロアアイテム
「JFWーIFFは比較的カジュアル色が強い。だがそこにあってこのブランドは、トレンドのフォークロアを大胆に取り入れながら、きれいめにこなしたバランス感が秀逸」―記者A子(レディス専門店担当)
写真=ラップ風スカート(1万1000円)とブラウスにフォークロア調の軽量コーディガン(1万1000円)を合わせたきれいめスタイル/「ラビアンジェ」(マディ)、アーバンエレガンス、A-502
2、サイズ違いで男女が着る感覚が旬
「注目のミリタリー&ユーティリティーアイテムを探すなら、メンズの出展者が一押し。例えば、メンズブランドの小さめのサイズをあえて女性に提案するのが、ジェンダーレスな今のトレンドにマッチ。ユニセックスのワンマイルウェアは、コンセプトも見た目も斬新。店頭のアイキャッチにはもってこい」―記者B子(レディス専門店担当)
写真=メンズ、レディスのワンマイルウエアブランド。スエット×迷彩柄のコンビネゾン(1万2900円)/「ワンジートウキョウ」(ミッド)、クリエーターズビレッジ、E-54
3、ますます極まる、おしゃれと機能性の両立
「ワンショルダーという構造ながら、人間工学に基づいて肩の負担を軽減するバッグ。おしゃれなんだけど機能的。裏づけも本格派で、私はいいと思う!!!」―記者C美(靴・子供服担当)
写真=米国発のユニセックスで使えるバッグブランド。肩の負担を軽減する人間工学にもとづいたワンショルダーバッグ(1万4000円)/「ヘルシーバックバッグ」(クロンティップ)、アクティブ&カジュアル、B-1208
4、玄人受け間違いない硬派なメンズ
「そもそも合同展に出ていないので、こうしたオープンな場で見られる機会は滅多にない。縫製工場が集まる福島で作り、代表自身もサンプルまでは自身で手掛けてしまう、という揺るぎない生産背景が売り。物作りへのストイックさと、シンプルだけど細部のデザイン・パターンが光るシャープなブランド。玄人受けは間違いない」―記者D男(メンズアパレル担当)
写真=ストリートのスケートカルチャーを背景にしたシンプルなカジュアルウエア。シャツやアウターなど布帛製品が強み。/「レミーラ」、サスティナブルファッションエリア、AT-101
5、理屈抜きに目を引く、クラフト感ある雑貨
「刺繍メーカーのえ?!と驚くようなユニークなアイディア商品や、モダンな伝統工芸のバッグは、一目で伝わる個性とわかりやすさがあり、記者の間でも評判。カラフルな色柄も魅力」―記者E子(バッグ・ジュエリー担当)
写真=様々な刺繍のテクニックでデコレーションしたイヤフォンコード。ツル草や星、花などバリエーション豊富(価格未定)/(タナベ刺繍)、プラザ、PLAZA-07
番外編、必見!売り場作りはその道のプロに学べ
「センプレデザインやアントレックスなど生活関連企業11社が初出展するライフスタイルエリア。ディスプレーや見せ方のうまさは流石!ライフスタイル提案を強めるアパレル小売業者にとって、そのまま売り場作りの参考になると確信」―記者F子(レディス専門店担当)
写真=「ライフスタイルエリア」には生活関連企業11社が初出展。出展企業はインテリアや生活雑貨の商品開発とMDサポートできる機能を備え、バイヤーにとっては幅広い商品MDと新業態開発の可能性も(インテリアを中心に協業による業態開発を提案したセンプレデザイン)
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ここでご紹介したのは、広い会場のごく一部。JFW-IFF/FBSは引き続き、23、24日と東京ビッグサイドで開催中。Don't miss it!!!
※会期初日の網羅的な情報は7月23日付け繊研新聞の6,7面をご覧ください。