マツオインターナショナルのレディスブランド「ジェイエヌビーワイ」は18年秋冬向けで、幅広いコーディネートが楽しめるカジュアルウェアを販売する。デザイナー、サムエル・ドゥリラと協業した「サムエルライン」も打ち出し、20~40代の幅広い層での顧客拡大を狙う。
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「エルメス」や「ヒューゴ・ボス」などで経験を積んだサムエル・ドゥリラを迎えた商品企画のポイントは「メンズウェアを改良したユニセックス風」。トップは前後の身頃の丈のアンバランスを生かしたオーバーサイズのデザイン。グレンチェックのジャケット(4万1000円)は肩のシルエットを小さくし、アームホールを大きくすることで動きやすくしている。比翼前立てのブラウス(1万9000円)や、光沢のあるエレガントなフレアスカート(1万9000円)と組み合わせる。
レギュラーラインもオーバーサイズがテーマ。若々しいテイストで、リラックス感と大胆なミックス感が特徴だ。フード付きジャケットは前身頃にケーブルニットと裏毛ニット、ビンテージ加工デニムを切り替えたユニークなデザイン。ビッグシルエットでドルマンスリーブの総レースドレスのほか、体を包み込むようなロング丈でダブル前のスナップボタンを付けた厚地の中わた入りコートも出す。アイテムごとの平均価格はコートが5万2000円、ジャケット3万6000円、ドレス3万2000円、ブラウス2万6000円など。