オンワード樫山は19年春夏、百貨店向け男児服「Jプレスキッズ」と女児服「トッカバンビーニ」でブランドの個性をより明確にする。
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アメリカントラッドをベースにしたカジュアルな通学服を軸にするJプレスキッズは、「スターズ&ストライプス」(星条旗)を柄やシャツのスナップボタンのディテールに取り入れた。
18年春夏で好調だったアウターをさらに強化し、生産数を20%増やす。林間学校やキャンプなどでの着用を想定し、機能性を充実する。2~4月に販売する布帛のアウターは、透湿や防水に優れた素材を使う。4月以降は吸水速乾の素材で作り、同素材でトップも作る。雑貨は新しく販売するハットのほか、軽量で防水機能を備えたボディーバッグなどを出す。
トッカバンビーニは教養ある〝リトルレディ〟をイメージし「ママが喜ぶ、娘を輝かせる清楚(せいそ)な服」をコンセプトに、オリジナルプリントや多彩な意匠生地で特別なお出かけ服を揃えた。色はイメージカラーの爽やかなブルーを差しこむ。
充実するのは異素材をドッキングしたワンピース。シーズンテーマ「ボヤージュ・トゥ・アラビアンナイト」から着想したタイル柄のジャカードスカートに、ニットのトップを合わせたタイプ(2万6000円)や、ギンガムチェックに花の刺繍を均等に散りばめたスカートにスカラップの襟のトップを合わせたタイプ(2万9000円)など。中心価格は1万7000円。カーディガンの種類を揃えて、セット率を上げる。